全身脱毛を経験した方にとって、硬毛化現象は頭の痛い問題です。
この現象は脱毛することにより、脱毛前より体毛が太くなる症状のことを言います。
増毛化とも呼称されることもありますが、前進の毛穴の数は先天的に決まっているので、毛自体が増えることはないと考えられています。
体毛が太く硬くなってしまうので、見た目の印象が変化して毛が増えたように見える傾向が顕著です。
この現象が起きるのは全身脱毛を経験した人の100人に一人程度とみられているそう。
発症するリスクは低いものですが、リスクを知っておくことは大切です。
症状が出始めるのは全身脱毛の施術が終了してから、1-3ヶ月ほどと見られています。
硬毛化症状の原因ですが、正確なメカニズムはいまだに解明されていません。
仮設としていわれているのは、脱毛により本来抜けるはずであった体毛が、逆に刺激を受けて活性化してしまう、というものです。
全身脱毛の施術装置はエネルギーを毛穴に照射することで破壊します。
ところが毛穴が深い位置にあると毛根まで十分にエネルギーが浸透できないことがあります。
その結果不十分なエネルギー照射が反対に毛根を刺激活性化し、硬い体毛が増加すると見られるわけです。
全身脱毛終了後の硬毛化症状の発生リスクはさほど高くありませんが、硬毛化しやすい人には特徴があることが明らかになりつつあります。
まずもともと体毛が薄い人は、全身脱毛後に体毛が太くなっていまう症状が比較的多く観察されています。
体毛が薄いというのは、産毛が多いというのが典型的です。産毛は細く色素も少ないので、レーザー照射やエネルギー照射をしてもあまり効果を発揮しないことがあります。
太く黒々した剛毛は、レーザーなどに反応するメラニン色素が豊富で、破壊するべき毛根も大きく破壊効果も強く出る傾向があります。
これに引き換え産毛は全身脱毛装置に対する反応が弱く、ダメージを与えるはずが反対に毛根を活性化してしまい、逆効果となるわけです。
したがって全身の体毛で産毛の比率が高かったり、顔やうなじなどの産毛が多い部位では施術後に怪我太くなるという症状が出やすい傾向があります。
毛根は概ね皮膚表面から2.5-3mm程度の深さにあるとされています。しかしこの深さには個人差があり、先天的に深い場所にある人もいるそう。
毛根が深い部位にあると全身脱毛装置のレーザーやライトが届きにくく、毛根を十分破壊できないことがあるとも言われています。
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